From:木村
(あらすじ)
夏のある日、店の外の植木で蝶のさなぎを発見。店内で保護することを決断した僕。
しかし数日後、入り口付近に一匹のアゲハ蝶が・・・
突然店内に出没したアゲハ蝶に困惑しながらも、無事にその日の営業は終了。
外のシャッターを閉め、ふぅ~と一息ついたその時・・・
「え?!ちょ、ま・・・」
なんと、ずっと床の隅でパタパタしていたアゲハ蝶が、営業終了を待っていたかのごとく店内を自由自在に飛び回り始めたのです!
まるで自由という翼を手に入れた天使のように・・・
そして不意に、このアゲハ蝶の名前が頭に閃きました。
「ポヨ・・・アゲハ蝶のポヨ、これでいこう!」
。。。
ハッ・・・
しばらくその姿に見入っていた僕は、ようやく我に返りました。
そして次に考えたことは、ポヨを今後どうするかという事でした。
このまま店の外に放すか?
いや、この辺りは交通量が多い。万が一車に轢かれでもしたら大変だ。
では裏手にある川の土手はどうだ?
しかしポヨが好みそうな花はあるだろうか?
いろいろ考えた末、自転車での帰宅ルートである鶴見川の土手沿いかつ、もっとも広々としたエリアで
ポヨを自然に帰すことにしました。
ポヨの捕獲は難なく成功。空気穴の開いたビニール袋にポヨを入れ、いよいよ出発。
軽快に土手沿いの道を自転車で疾走する僕の左手に握られたビニール袋。
そして中にはアゲハ蝶のポヨ。
と、その時・・・!
袋の空気穴が大きすぎたのか、ポヨの羽が1/3ほど飛び出ているじゃありませんか!
このまま逃げられてもいいか・・・
いや、もっとポヨにとって住みやすい場所がこの先にある!
そんなことを考えながらペダルを踏み、ふとビニール袋に目を向けると・・・
「あれ?!」
1/3袋から飛び出ていたポヨが、袋の奥に戻っていたのです!
「え?自分で戻ったの??」
その後、飛び出そうになってはまた袋の奥へ、という現象を何度か繰り返しながら
僕は自分の中に、ある感情が生まれている事に気付きました。
(ポヨを手放したくない・・・)
とは言っても結局ポヨは蝶。大自然で生きるのがいいに決まっている。
じゃあどうすれば・・・
気が付くと、僕はもう自宅の前まで来ていました。
ポヨの入ったビニール袋を持ったまま・・・
~続く~
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